男性のみならず、腰痛は女性にも起こりやすい症状の一つです。
若いころは健康が取柄で、片頭痛もなく風邪すらあまりひかなかった人でも、30歳前後で急に腰痛に悩まされるケースも少なくありません。
よくあるのが、普段立ったり歩いたり生活していくぶんには全く問題がないにも関わらず、朝起きた時に必ず腰痛が起き、痛みですぐに起きられず、暫く体をよじったり横になったりして、腰をならしてからようやくヨイショと起き上がれる状態になるというもの。
毎日重たい荷物を運んだり重労働をしているわけでもないのになぜ?と首を傾げてしまいますが、実はこの朝起きぬけの腰痛は、血行が関係しているそうです。
寝ている時にあまり寝返りをうたない人がなりやすい症状で、じっとしていることで血の巡りが悪くなり、腰痛が起こるのだそうです。
寝ている時のポーズは様々で、私は仰向けに寝ている状態でそのまま目が覚め、起きようと思っても痛みでとても腰を曲げるようなことはできない、といった状態です。
友人の場合は横向きに寝ている状態でそのまま朝を迎え、痛くて立ち上がれないそうです。
寝る時のポーズに関わらず、ずっと同じ姿勢でいることが原因なのですね。
女性は出産という大役を果たすとまた、腰痛に悩まされる場合が多くあります。
元々腰痛だった人も、妊娠中はお腹の重みで寝苦しいため、就寝中も横になったり仰向けになったりと、こまめに体勢を変えるので、逆に腰痛の症状が緩和されることがあります。
しかし、出産で骨盤も歪んでしまい、そのまま育児というイベントが強制的にスタートされることで、ただでさえボロボロの体で未知の仕事をこなし、きちんと骨盤を治している暇がありません。
産後の骨盤矯正を売りにしている整体院も数多くありますが、日常生活もままならない程の腰痛でない限り、実際にはある程度の症状は我慢してやり過ごしている女性も沢山いらっしゃると思います。何より、まだまだ小さい赤ちゃんがいては、自分の腰痛を治すために整体院に通うのは気が引けますし、、体操をしているような時間もありません。
そんな時に手軽にできる腰痛対策としては、腰の下に敷けるような小さめの電気あんかなどがおすすめです。腰を少しでも温めることでお休み中の血行を良くして、腰痛を改善することができます。
温めるならカイロを服の上から貼るのも効果的です。ただどちらも低温やけどには注意が必要です。育児と家事に疲れてぐっすりと熟睡してしまい、熱くなりすぎていることに気が付かない場合があるからです。
子供の泣き声で目が覚めた時に、腰痛ですぐに対応することができないと、とても悔しく、歯がゆい気持ちになりますよね。まずは自分の体を万全にしてから、満足のいくお世話をしたい気持ちはあるのに、現実にはなかなかそんな余裕がなく、腰痛はひどくなるばかり。
そんな時は手軽にできる方法で腰を温めて、少しでも腰痛の痛みを改善してあげてください。