椎間板ヘルニアについて

ヘルニアはみなさん一度は耳にしたことがある病気だと思います。

ヘルニアといっても部位により様々な症状や原因がありますが今回は腰のヘルニアである椎間板ヘルニアについて説明したいと思います。

椎間板は腰の部分の背骨にある椎骨と椎骨の間のクッションの役割をしています。その椎間板が正常な場所に収まらずに外に突出してしまうことを椎間板ヘルニアと言います。

原因としてはたくさんありますが、若年性であれば運動による腰への負担、中年や高齢であれば重いものを持った時の腰への負担や筋力不足などが原因となります。

立ちっぱなしや座りぱなしというように同じ姿勢でいるということも症状を悪化させてしまう原因のひとつです。椎間板ヘルニアの診断は整形外科で行うことができます。ただレントゲンを撮っただけでは椎間板ヘルニアの疑いがあるとしか言えず、本当に確定するためにはMRI検査が必要になります。

最近腰が重苦しいとか違和感を感じることで椎間板ヘルニアは発見されます。主な初期症状としては前かがみの姿勢になったときに腰が痛くなります。あとは長時間椅子などに座っていると痛くなってくるという症状もあります。

進行すると足の裏側部分の臀部から足首までの間が突っ張るような痺れのような症状も出て来ます。

椎間板ヘルニアは職業病の一つとも言われていて長時間座る姿勢を続けるドライバーや工場での検査などをする人がなりやすいと言われています。予防としてはやはり同じ姿勢を取り続けないということです。仕事で座りっぱなしの人は数時間に一度休憩して姿勢をかえるこれだけでもかなり予防できます。

また日常生活においても前かがみになるような姿勢を長時間続けると椎間板ヘルニアになってしまう恐れがあります。食器洗いや掃除機かけなどは前かがみになることが多く危険な作業と言えます。なるべく前かがみにならないで上体をまっすぐにすることを心がけて欲しいです。

また体重が重い人は腰回りにダンベルをつけているような状態のため腰への負担が大きくなります。ダイエットして体重を落とすことでもかなり予防策になります。

あとは筋力をつけることです。特に腹筋背筋がないと前かがみの猫背のような姿勢になってしまいます。腰回りの腹筋や背筋を鍛えることで正しい姿勢を維持できるようになり予防へと繋がります。

このように椎間板ヘルニアは誰にでも起こりうる病気でありますが、予防策をしっかりと行えば誰しも防げる病気だと思います。とにかく無理をしないことが一番大切です。腰は一度痛くなるとなかなか治らずに悪化の一途をたどってしまう厄介な症状です。

高齢になると腰が完全に曲がってしまい前かがみで杖をついている人を見かけることがあると思います。あのようになってしまうと本当に改善は難しいです。若い頃からしっかりと腰に気を使い、無理なことはしないように心がけて行くことが将来元気に過ごせる秘訣です。少しの痛みも侮ることなく予防に努めて欲しいです。

ちなみに私がぎっくり腰になった時にお世話になった整体は松山にあるゆかい整体さんです。友達に紹介されたのですが、ここは問診も丁寧にテーピングでなぜかその場で痛みを消してくれたので重宝させていただいています。ヘルニアにも対応されているとのことです。おすすめです。